東京都内のアパートには雨戸付きの物件が多い

最近の新築住宅には採用されなくなってきている傾向にある雨戸ですが、東京都内のアパートにおいては根強い人気があり、窓に雨戸付きであることを積極的にアピールしている物件も多く見られます。これにはいくつかの要因が考えられます。
一つ目の要因としてあげられるのは、巨大都市特有の人々の防犯意識の高さです。東京は日本で最大の人口を有する関東地方の中心地であり、犯罪の発生率もその他の地方都市と比較するとやや高いことが統計上にあらわれています。雨戸の存在は、住宅に窓から侵入するという手段を物理的に防ぐことができるために、一人暮らしの方の多いアパートでも設置して防犯性の高さを売りとしている物件が多く見られます。外出時や夜の就寝時など、雨戸を閉じることで安心感を得られるという方や女性の方などに特に需要がありますので、新築のアパートでも設置している物件が多数を占めています。
また二つ目の要因は火災防災に関する点です。東京都内は特に住宅や商店が密集して建設されているために、古くから火災に対しては弱い都市構造であるとされてきました。そのために防火地域の設定や住宅の外壁材の不燃化など、密集した住宅地における火災の広がりを抑制するという観点で都市整備が続けられています。雨戸も防火対策として有効な建築構造の一つであるため、特に木造住宅が寄り集まっている地域においては必須とも言える設備となっています。外側からの日の侵入を防ぐだけでなく、内部出火を窓から外に広がらないようにする設備として重要性が認識されています。
三つ目の観点は風害の防止です。強い風を伴う台風や突然発生する竜巻などは、飛来物が住宅の外壁や窓を破損させる可能性のあるとても危険な災害です。特にガラス窓が外部からの飛来物で破損すると、中にいる人が破片で怪我をする可能性が高く、被害が広がることとなりますので、雨戸の使用が推奨されます。頑丈なアルミ製であれば、多少の飛来物がぶつかってきても大きな破損は発生しませんので安心して室内で風がおさまるのを待つことができます。
このように大きなメリットがいくつもありますので、一般住宅はもとよりアパートにおいても東京都内の物件に関しては根強い需要に支えられてその姿は現存しています。昔ながらの木戸は見かける機会は少なくなりましたが、アルミ製の強度が高いものへと姿を変えて東京のアパートを守り続けているといえるでしょう。

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